ここは僕が散歩に行く 茶屋ヶ坂公園、今は紫陽花がとても綺麗に咲いています。 

綺麗な花を見るとほんわかとして しあわせな気持ちになる。
 

今日 お散歩で 初めて出会ったおばあちゃん。

僕を見て、「大きいけど可愛いワンちゃんだねぇ~、撫でさせてくれるの?」 って、

だから僕も、「いいよ いいよ いっぱい 撫でてよ~」って しっぽふりふり。 

いっぱい、 いい子 いい子 してもらった。

そしたら おばあちゃんが、

「ワンちゃん 撫でてるだけで 心が豊かになるね しあわせになれるよ ありがとう」って。

枕草子に、ちょっとしたことを書き連ねた段がある。

うつくしきもの。

瓜に書きたる稚児の顏。雀の子の、鼠なきするに、をどりくる。二つ三つばかりなる稚児の、急ぎて這ひくる道に、いと小さき塵のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる、いとうつくし。

訳)

かわいいもの。

瓜に子どもの顔を書いたもの。チューチューとネズミの真似をしていたら来る雀。ハイハイしている赤ちゃんが急いでハイハイしているのかと思ったら、途中でホコリを見つけて小さな手に持って見せにくるのは、とてもかわいい。

NHK大河ドラマ『光る君へ』の ききょう(清少納言)は、日常の中の小さな喜びや しあわせを見つけるのが上手な人だったんだね。

当たり前になりすぎていて、なかなか気づきにくいけど しあわせは すぐそこにあるのかもしれない。

大好きな下僕(飼い主)の笑顔、僕を優しく包み込む風、透き通った青い空と太陽と紫陽花の花、草の蒸れた夏の香り、優しい手の温もり、今日も僕はしあわせです。
 

『しあわせは いつも じぶんの こころが きめる』相田みつを