ここは僕の散歩コースの千種公園、 イチョウの葉っぱが黄色く色づいてきた 。
なぜイチョウの葉っぱは黄色いのか。
「全てのことにはわけ(理由)がある。」
これは僕の下僕(飼い主)の 座右の銘。 そしてこれにはまだ続きがある。
「イチョウの葉っぱが黄色いのも、 柿の実が赤いのも、全てのことにはわけ(理由)がある。」
イチョウには雄木と雌木があり、それぞれ雄花か雌花か、どちらかのみを咲かせる。雌花は咲いた後に「ギンナン」と呼ばれる種子をつける。だからこの種が 遠くに持って行かれてしまって、雄か雌の木だけになってしまうと生存できなくなってしまう。 だから 黄色い実の上に黄色い葉っぱで覆い隠すことで、動物に見つからないようにしてるし、実は臭いので食べようとしない。
柿の実は、まだ熟していない時は 葉っぱ と同じ青色で、鳥に見つからないようにしている。 そして 熟す時は 葉っぱも一緒に赤くなって、きちんと熟すまで、見つけ難くしている。熟した頃には葉っぱが落ちて赤くなった実だけが残る。赤くなるのは鳥が赤色を 認識できるため。食べた実は遠くに運ばれて 子孫を増やすことができる。渋柿も完熟して種ができた頃には甘くなり、動物が食べる。
だからきっと、自分が今ここにいて 生きていることにも何がしかの理由がある。いろんなことがうまくいく時もうまくいってない時も、それには理由がある。その理由がわかれば原因がわかる。だからその原因を正すこともできる。 だから今考えていることで、そして 行動することで、自分の未来もできていく。
だから、「全てのことにはわけ(理由)がある。」
僕が、もうすぐ ご飯の時間だってわかるのも理由がある。だって、僕のお腹がグーって鳴ってるんだもん。