
ここは、世界25ヶ国・190余りの美術館が所蔵する名画を、陶板で原寸大に再現した、とんでもないスケールの美術館。
長いエスカレーターを上がって一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくる「システィーナ・ホール」の美しさに息を呑む。
「モナ・リザ」も「最後の晩餐」も「ゴッホのひまわり」も、すべてが原寸大。 本物の美術館ではありえない「作品に触れてもOK」という驚きの美術館で、世界中の名画を至近距離で、その筆遣いや色彩をじっくりと浴びるように鑑賞してきました。
モネは生涯を通じて「移り変わる光の表情」を追い続けた画家と言われている。
『大睡蓮』も好きだけど、特に好きなのは『日傘をさす女』
頬をなでる「風」と「光」が伝わる臨場感
絵を見ているだけなのに、「今、そこに心地いい風が吹き抜けた瞬間」の空気感がそのまま伝わってくる。

丘の下から、青空を背にして見上げるような構図、この視点が、ただの散歩の風景をドラマチックに、まるで光の女神のように神聖で、まばゆい存在として浮かび上がらせている。
モネは生涯で『日傘をさす女』を3枚描いてて、この3枚の背景にある物語を知ると、絵の魅力がさらに深まります。
最初の一枚は、妻カミーユ と 息子ジャン が描かれ、幸せに満ちた日常の温もりが溢れています。
最愛の妻カミーユが若くして亡くなった11年後、 描かれた2作の女性には「顔(瞳)」がはっきりと描かれていない。
この2作のモデルは、後妻の連れ子シュザンヌと言われているのですが、もう二度と会えない、亡き妻カミーユの幻影をそこに重ね、追慕していたからだとも言われている。
この絵の前に立ったとき、綺麗なだけでなく、どこか胸がキュッとなる愛おしさをも感じるのは、愛する人と過ごした二度と戻らない時間を永遠に閉じ込めているから なのかもしれない。
次に好きなのは『ひまわり』で有名なゴッホ。「花瓶に生けられたひまわり」は全部で7点あるらしく、これがすべて見られる。

これが、日本の東京・新宿にあるSOMPO美術館に所蔵されているという『ひまわり』
日本中がバブル景気の時、落札額53億円の輝き!
ゴッホ本人ではなく、弟のテオ(あるいは他の誰か)が描いたのではないか? という贋作疑惑。
そして、X線や絵の具の成分分析、筆のタッチ、ゴッホが描いた別の作品とまったく同じロールから切り出されたキャンバスであること など 科学が明かした「ゴッホの真作」 という真実。
世界を揺るがす大論争があったというミステリアスな深みさえも、この絵の魅力のように感じられます。
背景の黄色に少し温かみのあるオレンジや黄緑がブレンドされており、ひまわり自体の輪郭線も優しく描かれているため、全体的にどこか落ち着いた、どこか日本的な情緒を感じさせる美しさがあります。
次は、『夜のカフェテラス』
これも、オランダのヴィンセント・ヴァン・ゴッホの作品 。
でも、ブログが長くなっちゃうので、続きはまたね。
モネの『大睡蓮』のすぐ近くにある「カフェ・ド・ジヴェルニー」でちょっと休憩。
